遺伝性膵炎の日記-子どもの膵炎を知っていますか?-

2019年にyahooブログから引越しました。「遺伝性膵炎」カチオニックトリプシノーゲン(prss1)である娘mimi(看護学校1年生:18歳)の病気や生活の記録を綴っています。子どものすい臓疾患患者会「膵の会」の活動も9年目に入りました。連絡先:suikai@outlook.jp★コロナ以降はzoom懇親会・相談会を開催中★

mimi⭐︎膵管蛇行ひどいシリーズ

先日のzoom会で膵管の話題になったので、過去の資料を見返してみました。

「うわっ、これはひどい!」思わず声を発した写真が何枚かありましたので、お見せします。娘本人も「うわ〜っ!」と言いながら笑っていました。

それでは、どうぞ〜。

 

1枚目。2011年12月30日 6歳5か月の写真です。膵管の太さ、5mm。

(膵管の中が真っ黒なので、詰まりが抜けて数値が下がり始めた時の写真です)

膵臓は回復が遅いので、伸びた管は縮むのに時間がかかります。

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2枚目。2011年8月8日。入院6日目。

これは入院が続いて辛かった頃です。

記録にはこんなことが書いてありました。

「膵管太さ変わらず5mm。今週(数値が下がる、または、膵管が細くなるなどの)変化がないようであれば、来週明けに「内視鏡」の予定。今日からビーフリードで栄養補給。次回水曜日(2日後)に採血。カテーテルを入れる予定。膵石は見当たらないけれど、砂のようなものが頭部にかかり、圧がかかって太くなっているのだろう。すぐに細くはならないけれど、数値が下がったら抜けたと考えられる。食事内容、ポカリ300ml /day、あめ3個。エレンタール11p/day。

↓ 実はこの後、ラッキーなことが起こります。

長く点滴をしていたからかルート感染が起こり、高熱を出して飲まず食わず2日間うなされます。結果詰まりが抜けて、あっさり食事がスタート。ercpも受けずに無事に退院します。

この時は、「本当に命拾いしたな〜」と心の底から思いました。

膵管もすごくうねっていますね〜。

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3枚目です。

2011年11月30日。膵管3、7mm。6歳5か月。

Mの字に曲がっていますね。ミミズみたいですね。

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「エコー写真を見たことがない」とおっしゃる方がいらっしゃるので、紹介させていただきました。

大きな炎症を起こしている時、小児の膵管はこんな形になっていることがあります。

おぉ、怖いっ! ですので、「炎症を起こさないこと」が大事になってくるんですね!