遺伝性膵炎の日記-子どもの膵炎を知っていますか?-

2019年にyahooブログから引越しました。「遺伝性膵炎」カチオニックトリプシノーゲン(prss1)である娘mimi(看護学校1年生:18歳)の病気や生活の記録を綴っています。子どものすい臓疾患患者会「膵の会」の活動も9年目に入りました。連絡先:suikai@outlook.jp★コロナ以降はzoom懇親会・相談会を開催中★

消化の話♪

今日は冷えますね
皆さん、お変わりございませんか?
「ブログ、楽しみにしています♪」とメールを頂きました。
嬉しいです♪有難うございます♪とても、励みになります♪
頑張って、更新します


今日は、「消化」のことを書きますね。
mimi、お陰様で元気にしています。
この冬は、「胃腸炎」に掛からないよう、気を付けています。
お食事も、「弱いところに、少しでも負担を掛けないように
と、「消化の良いもの」を、食卓に並べるようにしています。
腸炎に掛かって、簡単に膵酵素が上がると、
「消化管って、つながった1本の管だったのね」
と思うんですよね
(mimiの膵臓は、慢性膵炎状態なので、胃腸炎の影響を、すぐ受けるようなのです。)

消化の良いお食事の工夫ですが、(mimiは、ほぼベジタリアンです)
具体的には、いつもより、小さく切る、柔らかく煮込む。
食べ物が、消火器に滞在する時間を短くするように、工夫します。
「脂質」「たんぱく質」は、この滞在時間が長いので、
場合によって、「消化が悪い」と表現されるのは、このためです。


「低残渣(ていざんさ)食」←って、聞かれたこと、ありますか?
「消化管への負担を軽くするため、消化されにくい食物繊維を控えるよう調整した食事」
のことを言います。
胃腸の手術などされた方は、このようなお食事をされます。
エレンタールも、これに当たりますね。
*↑初めて聞く方もいらっしゃると思うので、ちょっと解説しますね♪
消火器の患者さんでは、飲まれている方も多いかと思います。
「消化のよい」総合栄養剤(飲み物)、と言うと、分かりやすいかな?
(↑水に溶き、フレーバーで味をつけます)

前回の外来で、先生とお薬の見直しをしまして。
それからずっと、「消化とエレンタール」のことを考えていました。
今のmimiの(予想以上の)回復は、消化の影響が大きかったのではないだろうかと。
(母は、mimiのことを「小学校に入っても、ずっと入退院を繰り返す」と覚悟していました。)


mimiが、当初エレンタールを処方された理由について、母は、
「脂質とカロリー摂取」の意味が強いのかと、思っていました。
ほぼ、ベジタリアンなのでね、その補強として。

ですが、mimiの膵臓が、簡単に胃腸炎の影響を受けるのを見て、考えが変わりました。
消化の良いものを飲み続けられたので、連動して、膵臓の回復も早かったのではないかと。
消化の負担が軽い、ということは、思った以上に、膵臓に好影響しているのだと。

エレンタールを飲み始めて、4年8か月。
毎日、きちんと2P飲むようになって、3年半くらい。
この1年、mimiは、「おなかが痛い」と、一度も言いませんでした。
(今まで、こんなことなかったので。)
胃も、腸も、膵臓も、調子が良かったのだと思います。
(肝臓と、胆のうは、今のところ異常なし、です。)
もちろん、快便でもあります(笑)!

私はこれに気付くのに、5年掛かってしまいました(笑)
ですが、お医者様的には、
「基本です。」
の一言だと思います(笑)。

ただ、そう分かっていても、エレンタールの飲みづらさで、苦戦されている方が多いのが、現状だと思います
うちの娘は何故か?、そんなには、最初から嫌がらなくて。
(今は、「背が伸びたいから!」って頑張って飲み続けていますが。)
その点については、更なる改良を、期待したいところですね!
それでは、また。
寒いので、皆様、是非ご自愛くださいませ