遺伝性膵炎の日記-子どもの膵炎を知っていますか?-

2019年にyahooブログから引越しました。「遺伝性膵炎」カチオニックトリプシノーゲン(prss1)である娘mimi(看護学校1年生:18歳)の病気や生活の記録を綴っています。子どものすい臓疾患患者会「膵の会」の活動も9年目に入りました。連絡先:suikai@outlook.jp★コロナ以降はzoom懇親会・相談会を開催中★

必須脂肪酸と食事制限♪

今日の東京は、雪が降りました
けれど、早くも雨に変身
凍りそうです!明日が心配だ

さて、今日は、「必須脂肪酸と食事制限」のお話をしますね♪

必須脂肪酸とは?
「体の中で作ることが出来ないので、お食事で摂りましょう♪」
という脂肪です。
ですが、膵炎患者さんにとっては、なかなか高いハードルでして
何故ハードルが高いか、例えを交えてご説明します♪

必須脂肪酸」には、いくつか種類がありますが、
今日は、DHAが豊富な青魚「いわし」の例で、ご説明しますね。
(計算方法のご紹介です♪←こんなに細かく計算しなくても大丈夫ですが(笑)。
これだけでは、栄養価的には「要補足」です♪例えば、+エレンタールとか。
くれぐれも、お食事制限は、お医者様の管理の元、行ってくださいね!
宜しくお願い致します

「まいわし」は、100g中当たり、「脂質 13.9g」-食品成分表より-です。
そこで、
「脂質 20g/日」で、お食事を作っている患者さんがいるとします。
 ↑(20gも、かなり少ないですよ!)

例えば、お昼に、100gの「イワシの煮つけ」を食べたとします。
すると、
夕飯に食べられる脂質の量が、「6.1g」と
なる訳です。

「6.1g」、う~んと、例えば、そうですね、

「とりもも肉(皮なし)の照り焼き」を、120gとか
  ・鶏のもも肉(皮なし) 100g中当たり、「脂質 4.8g」-食品成分表より-

「牛もも(赤身)のトマトーソース煮」を、120gとか
  輸入牛もも赤身 100g中当たり、「脂質 4.6g」-食品成分表より-

と、なかなかメニューを考えるのも厳しくなる訳です。
(それに、120gって、見た目には、ほんの少しですものね
育ちざかりの、男の子のママは、きっとこれで、ご苦労されています。

食品の、100g当たりの脂質の量は、「食品成分表」に載っています。
(成分表は、本屋さんに行けば、入手出来ますよ♪)

脂質を下げることだけを考えると、
 ・ささみ、とか、鶏むね肉、とか、
 ・えび、貝類、とか、
 ・たら、かれい、等が思い付くところですが、
それを、栄養の「質」ことを考えて、かつ、見た目の量を考えた時に、
いろいろ工夫が必要になってくるんですよね。
これが、主婦の腕の見せ所です(笑)

さて、今夜の夕飯、どうしましょうか
頭が痛いね(笑)!
それでは、また♪
皆さん、風邪ひかれませんように!